2008年12月5日金曜日

インド: デリー

・ デリー空港から街へ

デリー空港の深夜到着に関しては、嫌な話をたくさん聞く。ぼったくり旅行会社や高いホテルに勝手に連れて行かれるのはうんざりだし、身の危険に及んだり行方不明になっている人もいるというので、今回は信頼のおけるとされているところ送迎(1500JPY:宿予約代行つき)をお願いしておいた。
(旅行中、空港から街への過程でトラブルにあっている人に相当数あったので、お願いしておいて本当によかった)

到着は予定通り22時。
見たところ、同じ便で来た外国人のほとんどの人間に出迎えが来ているようだった。しかい私の迎えはゲートで見つからない。周囲の人に英語は通じまくるし空港の雰囲気は悪くないので迎えが忘れていたら独りで街に行けばいいやという気持ちになっていた。でも、もし迎えに来てもらっていたら申し訳ないので電話をかけてみた。すると彼は空港の外で待っていたということが判明。どうも中に入るのにお金がかかるっぽい。それからすぐに落ち合えた。ATMでお金を降ろす。ここはインド。ATM でもついつい出てきた札を数えてしまう。

道にはねずみが走っている。街は煙っている。空港の駐車場の多くの車の上には塵が積もっていた。外に出て3分で既にデリーは、私の中の「住めない街リスト」にノミネートされた。

運転手は英語が上手ではなかったが少し話していたところ、彼はどうも東京が中国の都市だと思っているということが分かり、ちょっとびっくりした。

助手席に座る。シートベルトはしたほうがいいのか聞いたが、答えは質問が終わる前に判明した。ベルトは既になかった。

運転手が何か電話をしている。
「手配してもらっていた宿が満員だから違うところにいかねば」という超定番の嘘を言うではないか。一週間前に予約完了と聴いたのに何事、どうせこれでコミッションなりのある高い宿に連れて行かれるのだろうとがっかり。
しかし、ここはよい期待はずれ。満員になっていた宿の近くのもう少し高い宿に連れて行き、安くはない、予約した宿との差額を支払ってくれた。やはり口コミで信頼できるとされているところはできる。

こうして、デリー空港から宿へ というインド旅行の大きな関門を楽に終え快眠を勝ち取ることができた。

デリーもろもろ

・ 道トイレ
デリーに限ったことではないが、道には犬や牛がたくさん。いたるところに糞尿が転がり、くさい。
噂には聞くが、夏だったらこれは地獄だと思う。
街を歩いていると、よく壁に立ち小便のあとが残っている。それも町の臭さの一要因。人のとおりが少ないところなどは公衆便所と化しており、人間のものと思われる大きいほうまでたくさん落ちていた。

・ 信号
この街は車の量の割りに異常に信号が少ない。しかも、あっても稼動していない率が異常に高い。

・ 国会議事堂 + 大統領府
立派。後者はバッキンガムを思い出させる感じ。
議事堂の屋上には猿が巣くっている。

・テロ対策
インドは現在、テロが盛り上がっているため、観光地はもちろん、地下市場に入るときなどにもいちいちチェックが入る。本気でやっていると時間がかかりすぎるので適当。あまり意味がないと思われた。
地下鉄は渋滞も事故もないし面倒な交渉もいらないので便利だったが、ボディチェックがいちいちあるので人が多いとかなりの行列ができてしまっていた。
駅前や駅にもセキュリティゲートがあったが既にそれは打ち捨てられていた。

・ 食事
行列のできている南インド料理レストランでタリーなるものを食す。
10種類を越す具を配合しつつご飯やチャパティと食べるのだが、配合は私には難しく1つずつ食べる。それでもおいしかった。現地の人は汁気をうまくご飯が固まる程度につけて手で食べやすくやっているが、これがそこそこ難しいしあまり味わえない。
私の前で合席で食べていた人がご飯を残し気味だったのを、近くの人が「それ、いらないならくれ」的な交渉をしてもらっていっていた。

インドはイスラムが豚を、ヒンドゥーが牛を食べることを禁止しているために、肉と言えば羊と鳥がメインになる。マクドナルドではチキンとベジーとフィッシュしかないため、メニューはちょっと寂しかった。べジーバーガーに興味があったが結局食べる機会はなかった。

イスラム教地区っぽいところに迷い込んだ時にローカルな食堂に入ったら「ビーフカレーしかない」と言われてすごくおいしいカレー&チャパティを10ルピーで食べさせてくれた。

・ 映画
インドの映画人気はすごい。彼らがどんな風に映画を見ているのかに興味があったので、ちょっと新鋭の映画館に行って見ることにした。
平日の午前公演なのでがらがらだろうと思って始まって少したってしまったところにはいると、ほぼ満員。95%くらい埋まっているだろうか。

インド映画と言えば安っぽい演出に男女が戯れインド音楽に合わせて踊るシーンの連続、というイメージだったが、今一番人気らしいので私の選んだ映画は意外やライティング、効果音、カメラワーク等それなりのレベルだった。
DOSTANA http://www.dostanathefilm.com/

音楽に合わせて手拍子がなる、指笛がなる、期待通り、ノリがよい。
これはライブなのか?
それほど長いわけでもないのに途中、休憩時間があった。ポップコーンなどを買えということなのだろう。

・ ネルー大学
インドの有名大学を見てみたくて行った。
なぜか地球の歩き方にネルー大学にある食堂が紹介されているので、ちょうど昼時にあわせて街外れのそこに行ってみたが、無休とあるそこは閉まっていた。
しょうがないので散歩だけしてみたが、大学の入り口付近は関係者が住むであろう寮や一戸建てがずっーと並んでいる。周りは緑が多くて素敵な場所ではあるが、広すぎてキャンパスにたどりつく前に断念。

・ 宿

初日から移った安宿(200Rp/S)では二日ともあまり眠れなかった。畳とほぼ同じくらいのベッドの堅さに虫除けにひるまない蚊の攻撃。閉まらない窓からの音とすきま風。
夜は容赦なくうるさかった。隣の人や外のインド人の大きなしゃべり声、犬の鳴き声、なぜか壁をガンガンたたいている部屋がある。眠れないので外の空気を、と部屋の外に出ると、なぜか韓国人が泊まってる部屋のドアに耳をくっつけて中の音を盗み聞きしているインド人が。なにしてんだか。

・地下鉄
そこそこ綺麗。セキュリティチェックが面倒だが値段交渉もなくて楽なので頻繁に使用した。
座席シート一列6席のうち2つ中には女性専用。

・ローカルバス
バスも女性が優先っぽい。先に座っている男性を目でどかしている女性がたくさんいた。

バスには数字が書いてあるだけなので行き先は誰かに聞かないと分からない。しかし、混んでいても極度には客を乗せないため、スリ集団に密着されて、とかいう危険性はあまりなさそうで、十分使いこなすことができた。
お金回収係が誰かが乗るたびに車内を移動してお金を受けにいくシステムなので、人がすり抜けられないくらいまでにはしないシステムっぽい。
開閉ドアはないので、デッキに捕まってちょっと移動してそのまま飛び降りて去ってしまう人もいたが。

主に見たところ(星は5点満点オススメ度)

・ クトゥブ・ミーナール Qutb Minar
★★★★
バス停を見つけるのが時間かかった&それらしきバス停にとまらなかったので走っているバスから飛び降りた。 それを見た乗客がインド人が親指をたててグッジョブサイン。
巨大な塔がなかなか美しい。ガイドブックに「中庭に4世紀頃に作られたのに錆びていない鉄柱がある。地球外文明の影響か」みたいなくだりがあって期待していたが、思いっきり錆びていたんだよこれが。

・ フマーユーン廟 Humayun's Tomb ★★★★
期待していなかったけれど、規模と庭園を除けばタージマハル並みに美しいと思う。

・ ジャマー・マスジット
大きくてそれなりのモスク。それだけかも。
外れにラール・キラーが綺麗に見えるのがいい点?
周囲のオールドデリー市街は混沌としていて面白い。

・ラール・キラー Lal Qila ★★
別名 レッド・フォート。デリーの見所 No1 的だけれどあまり印象がない。
広い。ところどころ装飾が綺麗。その程度か。

遠足っぽい男子学生が何度か外国人女性をいきなりわっと取り囲んでおさわり攻撃をしたりしていた。あれは男でも怖かろう。
セキュリティはそれを統制できていなかった。

・ 国立博物館 ★★
ここには遠藤周作の「深い河」に登場して、登場人物に大きな心象を与える「チャームンダー像」がここにあると聴いて来た(小説では、ヴァラナシの寺院にあるとされている)。
廊下にあるのをやっと見つけたが「ああ、見なければよかった」であった。 イメージはイメージです。

たまたま二ヶ月前に行った善光寺の特集をやっていた。
まあ、悪くない博物館である。

ちなみにこの博物館で一番興味を持った像たちはよく見たら南米からのコレクションだった。南米の古代絵とかって独創的で宇宙を感じる。好き。

デリーで出会った人達

・ デリーで出会った人1 「とりあえず金をくれ」
休憩中のバスの運転手にバス情報をたずねる。
教えてくれた後に、10ルピーくれと言われた。なんでやねんというと、じゃ 5ルピーでいいからという。ナンデヤネン。お金のかわりに感謝の言葉でガマンしてもらった。

・ デリーで出会った人2 「少し頭の良い物乞い」
「お金をくれとはいわない。でも食べ物をくれ」という物乞いがきた。お金より食べ物等、直接的なものを施す方が抵抗がないし、より施しをした満足感にひたれる心理をよくご存じである。しかし、彼は英語がうますぎるし顔色よすぎるし、you are
luckey と何度も言うのが鼻についたので無視した。3分くらいくっついてきた。

・ デリーで出会った人3 「日本人ヨガ旅行者」
夜はチベット料理食べたいようかなあとそれがある場所にいくが、看板はあっても入り口がない、困ったなどうしよう、と立っていると、夜はチベット料理食べようかなあとそれがある場所にいくが、看板はあっても入り口がない、と私に約1分遅れて困った日本人女性2人組に合った。一緒にラッシーを飲んで、違う場所でチベット料理を食べた。

彼女らは3ヶ月のインド/ネパール旅行をしている終盤。最初の一ヶ月はヨガトレーナーになる地獄の訓練を受けていたそうな。その時の話や、神と交信できるというおじさんに出会った話や荷台にバナナと共にリクシャーとして運んでもらった話など、とても面白かったので、是非旅行記を書いてくださいとお願いした。文章だとどうなるか分からないけれど、楽しみにしているのであった。

デリーの感想
インドの入り口デリー。
客引きもそれほどしつこくないし、寄付をと付きまとってくる人もあまりいないし、路上生活者も多そうでない。英語もよく通じて一般人は概して親切。宿を取ってぼったぐり旅行会社にさえいかなければ旅は簡単。人に好戦的な感じもないし、狙われているような視線を感じることもない。スラム的な混沌としていて、或る程度以上近づき難い感じのところももちろんあったが、インドと構えていただけあってちょっと拍子抜けだった。

2 件のコメント:

emi さんのコメント...

hello! I want to ask some question! Could you give me an email! thank you! emi

tosh さんのコメント...

Emi-san
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